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21.ホルストの「惑星」はイギリス音楽史上稀有の傑作。レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークフィルが威勢よく、躍動感旺盛に、リズミックに好演。録音も良い。曲、演奏とも「木星」、「火星」、「天王星」の順に良い。7月15日朝7:40~約57分間。

22.ベルグルンド&ヘルシンキフィルのシベ2、お国ものの魅力一入:特に第3、4楽章で大きなうねりと北欧の風土を満喫できるシベリウスの代表的交響曲、そしてパーヴォ・ベルグルンド指揮ヘルシンキフィルは清澄、ムーディで、お国ものの魅力一入の1枚。好録音。8月9日朝8:35~約45分間。

23.クラリネットの魅力彷彿:辺りをホワッと包み込むような音色に聴き惚れてしまう。曲は悪くない程度であるが、ソロの演奏が素晴らしいということ:ウェーバーのクラリネットと管弦楽のためのコンチェルティーノ、ザビーネ・マイア/ヘルベルト・ブロムシュテット/ドレスデン国立管弦楽団。9月13日朝8:08~約15分間。

24.フランス歌曲の粋ショーソンの「終わりなき歌」op.37:歌曲はイタリアやドイツものがポピュラーだが、フランス語はソフトでほのかな鼻音を帯びていて、エレガントな歌にうってつけ。ナタリー・デセイ(ソプラノ)の繊細、高雅な美声とバック(フィリップ・カサール/エベーヌ弦楽四重奏団)との絶妙なアンサンブル、滑らかで自然に波打つ上品な仕上がり。9月15日朝8:32~約16分間。

25.臭みを払拭、スッキリ仕上げたムラヴィンスキーのチャイコ第4: チャイコフスキーのこの交響曲は第2楽章以外派手で郷土色が鼻につき上品とは言えないが、金管が大活躍する景気のいい快適で親しみ易い曲。これをエフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラードフィルは劇的、ダイナミックだが、ムードに溺れずスッキリ仕上げた。9月20日朝8:30~約50分間。なお同じくチャイコ第6「悲愴」は更に洗練された秀演で、録音も素晴らしい名盤である。

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