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不満な演奏でも名曲だから楽しめる、グリエールのハープ協奏曲

  彼の代表作、全3楽章ともメロディアスでロマンチック、郷土色がほのかに香る個性的な秀作である。ところが満足な演奏が見当たらない。レイチェル・マスターズ/リチャード・ヒコックス指揮シティー・オブ・ロンドンシンフォニアの盤も例外ではないが、名曲だからある程度楽しめる。第1楽章は起伏、緩急を駆使した粋な仕上がり、第2楽章も控えめながらムーディーで先ず々。低調な終楽章だったが、ソロにもっと活躍してほしかった。5月1日14:02~約30分間NHKFM放送予定。

試聴:各楽章冒頭

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